先日、子供が溶連菌感染症にかったのですが、小児科により迅速検査キットの結果が異なるという驚きの事態が発生しました。
目次
溶連菌感染症の主な症状
溶連菌感染症の主な症状は、
- 喉の痛み
- 高熱
- 体や手足にできる小さな赤い発疹
- いちごのように赤い舌
で、子供に多いというのをよく見かけます。
息子自体も、幼稚園時代に2度感染したことがあります。
小児科1度目 溶連菌(-)
前日から、喉の痛みを訴える、宿題を終わらせるのに3時間かかる、など怪しい兆しがありました。
起床時に、39度台の熱と喉の強烈な痛みを訴えた息子・・・鼻水や咳は出ておらず、もしや・・・以前かかったことのある溶連菌では・・・
この日は、かかりつけの小児科が休診のため、はじめての小児科を受診しました。
問診の後、先生が「溶連菌はかかりやすいですか?」と・・・。
さすが先生だわ~、喉見ただけで 見当がつくのか~と感心!
溶連菌感染症の迅速キットにて検査をすることになりました。
いつもの小児科だと、綿棒でグイッグイッ!グググィイ~!!と執拗に喉粘膜を拭い取られる(ように見える)のですが、若い先生のためか、やさし~く拭ってくれました。
ちょっと優し過ぎて大丈夫かな~と思っているところに、最後に息子がえずいていたので、ちゃんと取れたようで安心しました。
結果、陰性とのことで安心して帰宅。
昼食後、口がめちゃくちゃ臭くなってることに気づき、舌を見たら全体が真っ白くなっていました!
これまで何度も高熱はでていますが、口が臭いとか、舌が引くぐらいの白色というのは初めてでした。

小児科2度目 溶連菌(+)
熱が下がらないまま翌朝になり、念のため体を見てみると、赤いポツポツが体と手足にたくさん!!
これは、どうも溶連菌感染症っぽい!!
でも、イチゴ舌どころか 舌は白くなってるけど?と疑問に思いつつ、いつものかかりつけの小児科を受診しました。
先生が赤い発疹をみた途端、
「はい、これ、典っ型的な溶連菌感染症ね!検査しなくてもわかるけど、念のため検査します。」
そして、喉への綿棒グイグイで検査結果は2~3分で早々と陽性になりました・・・
なぜ、検査結果が違ったか
インフルエンザのように、発熱後24時間ほど経たないと正しい検査結果が出ないということでしょうか?
その可能性は低いそうです。
綿棒で拭う時にやさしく拭うのでは、ちゃんと菌が引っ付いてこないそうで、しつこく喉の奥の方を拭うのが肝心・・・とのことでした。
なるほど、執拗な綿グイにはちゃんと理由があったのです。
検査結果が陰性であっても、「あれ?」と不安に思うことが出てきた場合には、再度、小児科を受診することが大事だということも改めてわかりました。
溶連菌感染症で疑問に思い調べたこと
舌が白い →その後イチゴ舌と言われる状態になる
抗生剤の期間が医療機関の情報と違う →処方される薬剤によって日数が異なる
抗生剤を飲んでも発疹がかゆい →抗生剤を飲み始めても発疹自体は1~2日出てくる。治まるまでは処方の軟膏を塗ってしのぐ
熱が引かない →抗生剤を飲み始めて24時間くらい経つと解熱することが多い
登校できるか →抗生剤を飲み始めて24時間経つと、菌自体に人に感染させる能力が残っていないらしい。息子の場合は、翌々日の登校から可能と治癒証明をいただきました。(抗生剤のみはじめを1日目としたら、3日目から登校可でした)
溶連菌感染症は後が怖い
溶連菌感染症はしっかり治しておかないと、リウマチ熱や腎炎を合併してしまう可能性があるそうです。
そのため、腎機能に異常が出ていないか、約2週間後に尿検査にて確認してもらいます。
小児科によっては、さらに2週間後、計2回の尿検査をしてもらえるところもあるようです。
溶連菌感染症の再燃
処方されていた抗生剤も最後までしっかり飲み切り、そろそろ尿検査の受診をしないとな~と思っていた矢先、起床時に大量の黄鼻水をかみ続ける息子・・・
あれ?気温の差が激しくて風邪ひいた?熱を測ると37.7℃・・・
とりあえず、学校は欠席して・・・と、小児科に行く準備をしている間にグングン体温が上がっていき、たった1時間で39℃に到達!!!
小児科で再度、綿グイの迅速検査をしたところ 溶連菌がまた陽性!!!
こういう場合、抗生剤を飲ませ忘れがあったのでは?と真っ先に保護者が疑われると思うんです。
そこで、先生に「あの、抗生剤はちゃんと もれなく飲ませてたんですよ!」と慌てて言うと、「喉の奥の方にいる細菌までとどかなかったのかもしれないなぁ」とのことで、再度の抗生剤が多めの日数で処方されることになりました。
しっかり飲ませていても再燃することがある・・なかなかやっかいな溶連菌でした。