神聖で厳粛な気分にひたれるパイプオルガンを聴きたいと、お手軽なランチタイムパイプオルガンコンサートに行ってきました。
縁がなかったため、初の東京芸術劇場でしたが、思った以上にセレブな雰囲気に贅沢な時間を過ごせた30分でした。
東京芸術劇場
池袋駅から2分ほどの場所にある東京芸術劇場、池袋西口公園に隣接されています(その西口公園も2019年秋には野外劇場として一新されるとか)。

劇場内は大ホール、中ホール、小ホール2つの、計4ホールからなっています。
ランチタイムコンサートは大ホールだそうで、座席数は なんと、1,999席です!!

ランチタイムコンサート
12:15~30分間のコンサートで、料金はたったの500円です。
なにせ、ワンコインなもので正直期待していませんでした。
しかし、5F大ホールに近づくにつれ、係の人が挨拶や案内をしてくれ、なんとな~くセレブ気分です。デニムパンツにしなくてよかった~。

大ホール前の天井には絹谷幸二さんの作品が3つあります。

大胆で印象的な色使い!
大ホールに入った途端、圧倒です!

これからの演奏にワクワクでしたが、場内は落ち着いた雰囲気・・・それもそのはず、
未就学児は入場不可のため、優雅にランチタイムに来れる年齢層の方が99%です。
開始1時間前から開場しているため、2階中央の「よさげな席」は 既に入って行き辛いムード・・・

見回してみて、ホール端のジェットコースター席に座ることにしました。

そうこうする間にパイプオルガンの左手のドアから奏者が出てきました。ここからは撮影禁止になります。

距離感がわかりづらいですが、ここから見ると、人は非常に小さいです。
パイプオルガンの演奏がホール内に響き渡ります。
(これ、これ、この響き・・あ~、今日、来れてよかった~)
チケットを渡した時にもらったプログラムを見て、曲目と作曲家名を調べますが、途中までは何がなんやら正直わかりません。
しかし、そんな人でもわかるように後半に「きいたことある」を入れてくださっているようです。
ほっと安心したところで、奏者が一旦退場・・そこで、アナウンスの最初が聞き取れなかったのですが、
「〇〇のため、3分ほどかかりますが、そのままお席でお待ちください」とのこと。
奏者の休憩かな・・・と思っていると、
えぇぇぇ!!!
このパイプオルガンが、

このパイプオルガンに変わりました!!!

実は、左・中央・右の3つに分割してあって、ゆっくり回転すると背面にあったオルガンが現れます。
ドリフのセットさながら・・・でも、こちらはコンピューター制御です。
パイプオルガンでもタイプにより違う音色が出たり、長調と短調の違いで全く違った印象になる曲を聴いたりで、新鮮な時間を過ごせました~
東京芸術劇場のパイプオルガンについて
ルネサンスオルガン、バロックオルガンをまとめ、木製のオルガンケースに収納。
その背面には、モダンオルガンを現代的なデザインのケースに入れて作られているようです。
9000本のパイプからなる世界最大級のこのオルガンは、フランスのマルク・ガルニエ社製だそうです。
ランチタイムコンサートがある他の施設
【東京 港区】サントリーホール オルガン プロムナード コンサート ~お昼休みの無料コンサート
【東京 新宿区】東京オペラシティのヴィジュアル・オルガンコンサート
意表をついて築地本願寺にもありました