日本の伝統芸能・歌舞伎を観てみたいと常々思っていたのですが、なんとな〜く敷居が高い(本来の意味ではないですが)気がして観ずに過ごしてきました。
このたび、息子が少し歌舞伎に興味を持ったのをいいことに、ここぞと歌舞伎のことがわかる解説付きの「夏休み親子企画 歌舞伎教室」に行ってきました。
チケット予約
チケットの予約開始は2019年5月25日10:00~。
一方、私がHPを確認したのが、翌日26日15時。
たった1日と少しで既に、2等席しか残っていませんでした。
親子で楽しむ歌舞伎教室というだけあり、チケットのお値段も格安で、1等席2,000円・2等席1,500円で伝統芸能が楽しめます!
歌舞伎を観に行く服装は
歌舞伎といえば、リッチな方々が観に行くものという固定概念があるため、服装について迷ったのですが、無難にワンピースにしました。
親子が多いのでラフな方も多かったです。が、カッチリ華やかな服を着こなした女性も割と見かけました。中には着物着用の方も!!
お子さんは、Tシャツとパンツなど ほぼ普段着でした。
ここでなぜか不思議なのですが、お母さんは小洒落た格好をしているのに、お父さんはラフな服装の方が多かったです。
恐らく、「親子と言えども歌舞伎なんだから、変な格好はできない!」と思うお母さんと、「子供と行くんだから普段着で十分!」というお父さんとの考え方の違いなのでしょうか。
うちもそうだったのですが・・・。
国立劇場

くろこ ではなく くろごちゃんのようです
小さな子供が来ることも想定してか、着ぐるみの黒子ちゃんがいました。
黒子ちゃん探しをして、ちょっとしたグッズが貰える企画、歌舞伎に使われる道具の展示・体験ができるコーナーがあったりと、
開演までの待ち時間や2回の20分休憩も楽しむことができました。
また、場内にはレストランや売店、お土産コーナーなど充実。
お土産コーナーでは台本を購入することもできました。

左:入場時にもらえるパンフレット 右:台本(500円)
演目
歌舞伎のみかた
演目が始まる前に「歌舞伎のみかた」として、実際に当日演じる役者さんによる解説で、セット・演奏者・あらすじ・表現方法などを説明されます。

写真撮影OKタイムが設けられていた
(終演後20分の休憩)
菅原伝授手習鑑 ―車引
長い物語の一幕を見ることができます。
聞き慣れない言い回しや言葉も、入場時にもらったパンフレットに内容が記載されているため、意味が解らなくなるということはありませんでした。
物語も中盤、美しい衣装をまとい、憧れの歌舞伎に感動しているところ、ふと息子を見てみると・・・
めっちゃコックリしかけてました。
歌舞伎を観るには ちと早すぎたか・・・
いやいや、残念ながら私も猛烈に眠い・・・
(終演後20分の休憩)
棒しばり
狂言ベースになっているため、笑いの要素が濃いです。
言葉や動作も少し早めで、十分言葉も理解可能。
なかなかのアクロバティックな動きに、感心するやら、純粋に面白いやらでした。
また、ここで息子を見てみると・・・しっかり起きて笑っていました。
終演後は隣の伝統芸能情報館へ
隣接する伝統芸能情報館では、使用されている楽器・隈取の種類・衣装・セットなどを間近で見ることができます。
セット前では、写真撮影もできますので、とりあえず見栄を切ってる人多数。
勉強不足が眠気を誘う
雰囲気を楽しめればいいかなと簡単に考えていたため、演目について何の予習もしていませんでした。
一幕を見たものの、そのあと三兄弟はどうなるのかと気になり、歌舞伎絵本を見てみることにしました。
あ~、この場面をやっていたのか!!と改めて感動。
初めからわかっていたら眠くならなかったろうに・・・私
予習が大切だということが改めてわかりました。