今年の梅雨は記録的に長く、雨ばかりの日が続いていました。そんなある夜、不思議な発光体を見てしまいました。あれは一体何なのか…
カーテン越しの白い丸い光
雨続きの中でも気温の低い日が多く、その夜もリビングの窓は シャッターを半分開けた状態で全開にしていました。
深夜12時、そろそろ寝ようかと立ち上がった所で、隣の部屋にいた旦那はんもリビングに。
明日の予定を話そうとした時、テラス窓の下で直径20cm程の白い丸い光が視野の片隅に入りました。
ピカピカと瞬時に2度光ったので、旦那はんに「見た?」と聞くと、「うん。雷かな?」とのこと。
「…そうだね」と話の続きを話し始めたのですが、何か引っかかる。

写真は昼に撮影
シャッターは半分しか閉まっていないので、雷なら下半分が全体的に光るはずなんです。
念のため、スマホの雷レーダーを確認。
・・・雷 広範囲を見てもどこにも発生なし!
「円形の光やったやんな?」
「うん」
「雷やったら下半分が全体的に光るはずやし、レーダーで雷発生なしやで!?・・ど、泥棒が懐中電灯か何かで照らしたんちゃう!!?」
すぐさま、外を覗いてみても誰もおらず、やっと止んだ雨がまた降り始めた所でした。
人影は見えないけど、警察に連絡するべきか…いやいや、その前に本当に懐中電灯かやってみようと手持ちのLED懐中電灯でカーテンを照らしてみました。
「あれ?こんな光じゃなかったよね?」
懐中電灯は所々暗い部分が出来ますが、実際に見た光は均一にとても明るく、もう少し黄色い光でした。それこそ、稲光の時のカーテンに映る色であって、LED懐中電灯は青白いのです。
かといって、昔ながらの豆電球の懐中電灯の色では全くありませんでした。
「懐中電灯ちゃうね…」
「大槻教授のプラズマ説かな・・・?」
考えているうちに、20年ほど前に実家近くでも不思議な光を見たことがあることを思い出しました。
以前に見たオレンジ色の丸い光
その時も梅雨の雨上がりで、ジトッとした空気の中を歩いていました。
近所のスーパーが閉店間際で、急いで買い物に行った記憶があるので、時間としては21時前です。
買い物を終え、実家の車を停めている駐車場の前を通った時のこと、ふと、駐車場に目をやりました。

すると、3メートル程先に止まっているウチの車の20センチ上空をプカ〜っとオレンジ色の直径10cmほどの球体が浮かんでいるのです。
「ん???」
立ち止まってみていると、プカプカわずかに上下しながら斜め奥に4,5m移動したところで、忽然と消えました。
こういうものを見た時というのは「怖い」という心理が働くものとばかり思っていたのですが、全く怖いと感じず「なんだろう?」と思いながら、自分でも驚くほど落ち着いて自宅に帰りました。
両親に報告すると、人魂では?という話になり、慌てて祖父宅に電話したのですが、ピンピン元気でした。
その後も、これと言った災いもなく時が過ぎ 今に至っています。
球電説が濃厚か
ネットで検索したところ、「球電」というものがhitしました。
球電(きゅうでん、ドイツ語: Kugelblitz)とは、空中を発光体が浮遊する自然現象、あるいはその発光体。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
霊的な存在を考えると怖すぎるので、私の中では、あれは球電(プラズマ)ということにしました。
それ以降も、また見てみたいと窓を開けていたのですが、再度見ることもなく梅雨があけてしまいました。