先日、鼻ポリープの切除をするつもりで大学病院に行ったところ、生検で取れて(ちぎれて)しまいました。
手術もせずに取れてしまった人のブログを見つけられなかったので、痛みが取れるまでの経過を残そうと思います。
鼻ポリープの大きさ
約7〜8年ものの片側の鼻茸。大きさは福豆2個分!
切除を決意した理由
ここ3年くらいで風邪の跡に副鼻腔炎というパターンが増え、後鼻漏がひどいときは3日ほど眠れず。
先日のインフルエンザのあとに鼻詰まりがすっきり治らなくて切除を決意しました。
鼻ポリープがちぎれた!
かかりつけの耳鼻科で紹介された大学病院の診察日、鼻腔内をカメラで観察。
「日帰りでできそうですが、まず、腫瘍ではないか少し細胞を切り取って生検したいのですが、いいですか?」と先生。
もちろん、お願いしますと返事の後、鼻腔内にシューっと麻酔をかけてもらいます。
ここで少し不安だったのが、先生のお付きの人(研修医)が現れ、指示を受けています。
(えぇ〜…まさかの、この人にバトンタッチ??初めてっぽいけど大丈夫かなぁ…胃の生検みたいな感じかなぁ・・・)
と考えている中、器具を鼻腔に入れられた直後、
(ギャーーー!!!!!痛っったぁ~~~!)
雷に打たれたようなビリーっ!!!とした猛烈な痛みに溢れ出る涙…涙…
目を開けると先生が切り取った小さな細胞を検体の容器に入れるところ。
生検ってこんなに痛い???と思っていると、あれ?まだ取る??器具を再度鼻腔へ!!!
(ヒィー!!)
次はさっきほどの痛みはなく、再度目を開けると検体容器にさっきまでなかった福豆(鼻ポリープ)が2こ!!!
(っつ〜か、取れてもうてるやん!!!)
「血が出てます、飲み込まず吐き出してください!!」と先生方。
なんとか涙ながらに血を吐き出し、ガーゼを驚くほど奥まで詰められました。
「生検だけするはずだったんですが・・・取れてしまいました、すみません・・」と先生。
こういうハプニング・・・涙型のようなポリープの場合は たまにあるそうです。
15分後に再度診察。
いったんガーゼを抜き、再度止血のための溶けるガーゼを2枚入れ診察終了。
私の場合は、両方の鼻で息okでした。
抗生剤や痛み止めの処方はなし。
上あごにまで麻酔が効いていたため「手術の手間が省けてラッキー」とプラスに考えていた帰り道・・・強烈な鼻痛、及び頭痛、そして片側の歯の痛みが襲い始めました。麻酔が切れたんですね。
帰宅したころには、あまりの痛みに涙が出てくる。市販の痛み止めを飲んでも全く効果なし。怖くなって看護師さんに問い合わせてみました。
「ちょうど診察のとき、私も見てたんですが、痛かったですね。みなさんね、痛いとおっしゃいます。でも、徐々に引いてきますからね。しばらくの我慢です。引くどころかどんどん痛みが増して来たら連絡してくださいね。」
(う~、こういう辛い時にやさしい口調で対応してくれる看護師さん・・・天使・・・)
看護師さんの言うとおり、2時間後に痛みが少し引いてきました。
が、鼻水がちょこちょこ出てくる。どうやら、アレルギー性鼻炎でもあるので、ガーゼを詰めていることに過敏に反応している様子。
経過
2日目
鼻痛、頭痛、歯痛は昨日よりましなものの、2回鎮痛剤を飲む。
なぜか、立っているだけですごく疲れる。
3日目
軽い鼻痛と頭痛。頭皮まで痛い。鼻水まだ出てくる。
先生からの説明通り、鼻から溶けた塊のガーゼが出てきた。
ガーゼといっても、血を吸っていて黒いため「おそらくガーゼ」と思われる。
7日目
鼻水が止まらない。下を向くとボタボタ流れ出る。鼻をかめないため鼻栓でしのぐ。
ポリープ痕がかさぶた化してきたことによる反応か・・・
10日目
再診で、結果は腫瘍ではなくポリープであったと知らされる。鼻水がまだちょろちょろ出てくるため相談するとアレジオン、鼻炎スプレーを処方される。
頭皮の痛みについては「鼻ポリープとは関係ないと思います」とのこと。
14日目
鼻水も出なくなり、頭皮の痛みもなくなった。
結果、ポリープ取れてよかったか?
花粉症でよく鼻づまりになるのですが、今のところ片側だけスッキリしていることも、詰まっていることもあるため「取れてよかった~」とは実感しにくい状況です。
今後、風邪をひくたびに副鼻腔炎にならなければ「取れてよかった~!」と思えるはずですが・・・今後に期待です。
かかった金額
手術費用がかからなかったので、保険適用で12,000円程でした。
10日後に経過と病理診断の結果を聞きに行った再診では3,000円弱でした。
